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COLUMN

コラム

廃掃法をわかりやすくまとめたり、廃棄物処理業界のDX化の事例をお伝えしています。
廃棄物処理会社様に向けたお役立ちコラムです。

その他 2020.01.26

産廃業界にもAIの波?~導入されている最新技術~

今や、様々な業界でAIやIOT等の最新技術が活用されています。
今回のコラムでは、廃棄物業界で先進的な設備導入をしている事例をご紹介します

顔認証で居眠り運転の防止?

ある収集運搬会社では、車両の運転席に顔認証のカメラが設置されています。AIが危険だと検知すると、アラートが鳴るという機能がついています。

例えば、運転中に眠そうな表情をしているとセンサーがそれを検知します。瞼の開き具合で判断し、居眠り運転を防止する仕組みです。また、運転中に正面を向いていない場合も検知され、脇見運転防止のためにアラートでドライバーに危険を知らせるというものです。

IOT、AIを活用した運搬ルートの効率化

AIに加えて、IOTも組み合わせた事例もあります。
IOT(Internet of Things)は、“物のインターネット”と言われています。
パソコンやスマホのような通信機器だけでなく、身の回りの様々な機械がネットでつながっていて、リアルタイムでデータを活用できる仕組みです。

京都府は通信会社と協力して、IOTやAIを活用した運搬ルート効率化の実証実験を行っています。排出事業者、収集運搬業者と連携して取り組み、モデルケースとしています。

このモデルケースでは、廃棄物保管場所にセンサーを設置し保管量を計測します。計測した保管量から、回収のタイミングを予測し、各排出事業場の位置情報などと組み合わせて、最適な回収ルートを導き出します。 このシステムを活用すると、走行時間や走行距離が最小限になり、コスト削減に繋がることが期待できます。

スマートウォッチでバイタルデータの管理

以前ご紹介した、スマートウォッチを活用するケースもあります。
詳しくはコラム「スマートウォッチの業務効率化の効果とはをご覧ください。

スマートウォッチには心拍数や脈拍、睡眠時間などのデータを取る機能など様々な機能が搭載されています。実はこのスマートウォッチの機能を利用してバイタルデータの管理をしているケースもあるそうです。

ドライバーの体調不良を自動で検知できれば、労働安全衛生の面でも安心ですし、運行管理もしやすくなります。

この機能はドライバーに対してのみでなく、工場現場スタッフにも活用することができそうですね。特に夏場は熱中症の兆候をいち早く察知できれば、労働災害防止に大きな効果があります。

AI・IOTは今後、不可欠になる成長市場?

ここまでご紹介したケースは先進事例のため、まだまだ普及率が高いとは言えません。ですが、少子高齢化に伴う人手不足、働き方改革の推進といった課題を乗り越えるために、今後のスタンダードとなっていくことは十分考えられます。いずれスタンダードになるものであれば、早めに導入し、周りに差をつけてみてはいかがでしょうか?

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