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COLUMN

コラム

廃掃法をわかりやすくまとめたり、廃棄物処理業界のDX化の事例をお伝えしています。
廃棄物処理会社様に向けたお役立ちコラムです。

マニフェスト 2018.05.11

【電子マニフェスト時短術】”確定数量”で手間を減らす

電子マニフェストを利用している収集運搬業者、処分業者の皆様の中には、電子マニフェストならではの悩みを持たれている方も多いものです。その中でもよくあるのは、数量入力の悩みです。

電子マニフェストでは、排出事業者が登録時点で数量を入れないとエラーになります。

排出事業者側で計量設備がない場合、様々な“工夫”によって数量を入力している事例が見受けられます。

例えば、

【ケース1】
登録期限の3日の間に処理業者から排出事業者へ計量伝票をFAXし、正確な計量値が分かってから本登録をする。

 

この場合、処理業者としては計量伝票のFAXを急かされるので、大変です。
※受発注管理システムのCLOUDUSでは、簡単に計量値を送ることもできます。

【ケース2】
とりあえずざっくりした数量で報告しておいて、後から正確な計量値がわかると、電子マニフェスト上の入力値も修正する。

 

ただし、収集運搬報告、処分報告が終わっている場合には、「承認」という作業が発生してしまいます…

実はこれだけ!余分な作業を減らすための設定

これらの手間は設定一つで解消できます。

電子マニフェスト上には「数量確定者」という概念があります。

これは、排出事業者、収集運搬業者、処分業者が入力した数値が違っていた場合に、あらかじめどれを『正』とするかを決めておく機能です。

そのため、排出事業者以外を数量確定者にしておけば、排出事業者は無理に正確な数値を入力することも、都度、後から修正する必要もなくなります。

但し、この「数量確定者」は排出事業者に設定してもらう必要があります。

登録時に産業廃棄物情報欄で、数量確定者が入力できるようになっているので、ここを「収集運搬業者」や「処分業者」にしておくだけです。

最初こそ、排出事業者に連絡して設定してもらう必要がありますが、このひと手間で、マニフェスト登録後の細かな手間がグッと減ると思えば、やる価値はあるのではないでしょうか?

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