COLUMN
コラム
廃掃法をわかりやすくまとめたり、廃棄物処理業界のDX化の事例をお伝えしています。
廃棄物処理会社様に向けたお役立ちコラムです。
DXの第一歩とは?情報収集のコツ
DX(デジタル・トランスフォーメーション)という言葉は、今や共通言語化してきました。
弊社でも、複数回にわたり廃棄物処理業者に向けたDXに関するセミナーを行ってきました。
しかし、DXという言葉を知ってはいるものの、結局何から始めていいか分からないという方が大半ではないでしょうか?
今回は、DXについてのおさらいも含めて、第一歩の踏み出し方についてお伝えします。
そもそもDXとは?
ビジネス用語としてのDXとは「企業がテクノロジー(IT)を利用して事業の業績や対象範囲を根底から変化させる」ことと定義されています。
この定義からすると、単なるデジタル化、IT化だけではなく、「根底から変化させる」レベルでないとDXとはいえないということでしょうか?
なんだか、とんでもなく壮大な改革案を出さないといけない気がしてきます…
ここが、DXの敷居を高くしているポイントかもしれません。
DXの第一歩、公式見解は?
DXの本来の意味は「根底から変化させる」レベルの改革ですが、実は経産省が発表している「DXレポート2」では、「直ちに(超短期)」としてDXのファーストステップを紹介しています。
ここでは、「事業継続を可能とする最も迅速な対処策として市販製品・サービスを導入(業務のオンライン化、業務プロセスのデジタル化、顧客設定のデジタル化、従業員の安全・健康管理のデジタル化)」という表記があります。
単純なデジタル化でも、DXの第一歩としてはOKということでしょう!
様々な業務を一つずつでもデジタル化していけば、業務の効率化は着実に進んでいきます。
自社に最適なデジタルツールを探すには?
市販製品として、一つの業務をデジタル化したいと考えた時、どうやって情報収集されますか?
今のご時世ですと、圧倒的にネット検索ですね。
実店舗に行って色々見比べる、またはタイミングよく営業マンが売り込みに来てくれるということは、今は非常に少なくなっています。
基本的にシステム会社の営業戦略は、HPを充実させて顧客に興味を持ってもらう「プル戦略」です。
外回りやTELアポなどで積極的に営業活動をしよう!というよりは、良いHPを作って問い合わせを待つスタイルです。
なので、自ら積極的に検索していかないと良いシステムには巡り会えません。とにかく検索です。
HPを見てもよく分からない…
なんとなく良さそうなHPを見つけても、やはり具体的なイメージが沸かないことも多いと思います。
「廃棄物業界に特化したシステム」というのは本当に希少です。様々な業界に向けたシステムだと、一般的な説明に終始しているので求めている使い方ができるのかどうか?が分かりづらいものです。
導入した後、自社の業務内容等に合わせてカスタマイズしたりルール作りをするのも大変です。
なんとなく良さそうだけど、自社に合うか具体的にイメージできない・・・。
そんな場合は、躊躇なく資料請求、問い合わせをしましょう。
詳細な資料はすぐにメールで来ますし、問い合わせをかけて「詳しく話を聞きたい」といえば、オンライン商談をセッティングしてくれます。
昔のように、分厚いカタログが郵送されてきたり、営業マンがアポイントを取って訪問してくるということは本当に減りました。
旧来型の営業手法ですと、それなりに労力を掛けているので、向こうも一生懸命営業を掛けてきますが、最近ではかなり軽く対応ができるので、本当の見込み客以外は深追いしない傾向にあります。
その分、こちらも問い合わせのハードルを下げて、どんどん聞いてみることをお勧めします。
検索・問い合わせも面倒…
そうは言っても、そもそも検索しての情報収集もそれなりに労力がかかるし、問い合わせやオンライン商談も面倒…
はじめから、業界向けのサービスが分かれば苦労はしないのに…
そんな方には、「オンライン展示会」がオススメです。
オンライン展示会は、例えば「環境展」「ものづくり展」のような業界向けのサービスが一同に介するイベントを、現地に行かずにPC上で参加できるサービスです。コロナ禍の新たな展示会として広がってきています。
12月1日~3日の環境DX オンラインEXPOでは、廃棄物処理業界向けの様々なサービスが一同に介します。
DX第一歩としての情報収集が、一度に完結するこの機会を是非ご活用ください。
執筆者
安井 智哉
廃棄物処理会社へ出向し実務経験を積む。現場で得た知識や経験をもとに、お客様の課題に真摯に向き合い最適な提案をおこなうコンサルタントを目指す。
また、静脈産業・廃棄物処理業界の”現場”が抱える課題に着目し、ITシステム等の様々なツールを活用したサービスの開発に努める。