COLUMN
コラム
廃掃法をわかりやすくまとめたり、廃棄物処理業界のDX化の事例をお伝えしています。
廃棄物処理会社様に向けたお役立ちコラムです。
今だから知っておきたい「クラウドシステム」のメリット
世間では新型コロナウィルスの影響を受け、自宅で業務を行う「テレワーク(在宅勤務)」が本格化してきていますね。
実際に私も、4月の中旬頃から在宅勤務を実施しています。この騒動が収束した後も、テレワークや遠隔でのコミュニケーションはさらに注目されそうですね。
今回のコラムでは、本来6月に予定しておりました「社員の生産性3割UPの仕組みを作る!産廃業界専用のクラウドシステム活用セミナー」の中でお伝えしようと考えていた、「クラウド型システム」のメリットなどについて解説をしていきます。遠隔での仕事やコミュニケーションにおいて重要なポイントになります。
目次
社員が在宅勤務をするために必要なもの
在宅勤務を実施するには、いくつかの条件が必要になります。例えば、自宅のインターネット回線やパソコンやタブレットが必要などです。
しかし、この条件が揃ったとしても、どうしても自宅では仕事ができない場合があります。それは、社内で導入している「システム」です。
皆さんの会社で導入されているシステムは、
・パソコンにソフトを入れる「インストール型システム」
・インターネットを介して利用する「クラウド型システム」
上記、どちらかを採用されているかと思います。在宅勤務や会社以外の場所で仕事を行うには、「クラウド型システム」が必須と言えるのではないでしょうか?
「インストール型」と「クラウド型」の違い
システムには大きく分けて、「インストール型」と「クラウド型」の2種類の形態があります。それぞれの違いについては、下記図をご参照ください。
インストール型とは?
インストール型は、「水を出すために、自分で一から井戸を掘り起こす」イメージです。
システムを利用するまでには初期費用や大幅な時間がかかります。システムを構築した後は、月々の保守費用を支払って運用するのが一般的です。しかし、自社のパソコンにソフトをインストールしているため、メンテナンスやトラブル対応は自分で対応しなければいけません。
クラウド型とは?
クラウド型は、「既に用意されている蛇口をひねるだけで、水が出てくる」イメージです。
インターネット環境があれば、すぐに利用ができ、毎月のシステム利用料だけで利用することができます。また、メンテナンスも一切不要で、随時新機能がアップデートされていくので、日々利便性が高まっていきます。 システムの違いについて、イメージはつきましたでしょうか?
「いつでも、どこでも、低コスト」がクラウドの最大のメリット
✓「いつでも&どこでも」システムを利用できる。
クラウドシステムの場合、自社内で保有するサーバーが不要です。
例えば、訪問先近くのカフェや移動中の電車内など、インターネットに接続できる環境であれば場所を選びません。お客様からの回収依頼内容の確認や案件管理を、パソコンやスマホから確認、管理ができるので、時間をより効率的に使うことができるようになります。
✓月額のシステム利用料だけで、運用ができる
インストール型システムの場合、利用端末ごとにソフトをインストールしたり、自社内にサーバーを設置して環境を整える必要があります。
一方、クラウドシステムの場合、月額利用料金のみでシステムを運用できる料金体系が主流です。そのため、従来発生していた無駄な固定費を削減でき、大幅なコストダウンが望めます。
効率化が見込める業務のクラウド化がおすすめ
自社の業務において、どの範囲をクラウド化するのかを決め、コストメリットや運用方針などからトータル的に判断してみてはいかがでしょうか?
とはいえ、いざ具体的に検討となると、何から始めたらいいのか、どのシステムが良いのか、社員にどうやって伝えて浸透させればよいのか等々、悩む部分も出てくるかと思います。
弊社では、廃棄物処理業界専用のクラウドシステム「クラウダス」を通じた業務効率化のサポートを行っております。クラウド化やシステム化にお悩みであれば、ぜひお気軽にご相談下さい。他社の事例を交えて、課題解決のお手伝いをさせていただきます。
執筆者
安井 智哉
廃棄物処理会社へ出向し実務経験を積む。現場で得た知識や経験をもとに、お客様の課題に真摯に向き合い最適な提案をおこなうコンサルタントを目指す。
また、静脈産業・廃棄物処理業界の”現場”が抱える課題に着目し、ITシステム等の様々なツールを活用したサービスの開発に努める。