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2020-01-27

産廃業界にもAIの波?~導入されている最新技術~

その他

今や、様々な業界でAIやIOT等の最新技術が活用されています。
今回のコラムでは、廃棄物業界で先進的な設備導入をしている事例をご紹介します

顔認証で居眠り運転の防止?

ある収集運搬会社では、車両の運転席に顔認証のカメラが設置されています。AIが危険だと検知すると、アラートが鳴るという機能がついています。

例えば、運転中に眠そうな表情をしているとセンサーがそれを検知します。瞼の開き具合で判断し、居眠り運転を防止する仕組みです。また、運転中に正面を向いていない場合も検知され、脇見運転防止のためにアラートでドライバーに危険を知らせるというものです。

IOT、AIを活用した運搬ルートの効率化

AIに加えて、IOTも組み合わせた事例もあります。
IOT(Internet of Things)は、“物のインターネット”と言われています。
パソコンやスマホのような通信機器だけでなく、身の回りの様々な機械がネットでつながっていて、リアルタイムでデータを活用できる仕組みです。

京都府は通信会社と協力して、IOTやAIを活用した運搬ルート効率化の実証実験を行っています。排出事業者、収集運搬業者と連携して取り組み、モデルケースとしています。

このモデルケースでは、廃棄物保管場所にセンサーを設置し保管量を計測します。計測した保管量から、回収のタイミングを予測し、各排出事業場の位置情報などと組み合わせて、最適な回収ルートを導き出します。 このシステムを活用すると、走行時間や走行距離が最小限になり、コスト削減に繋がることが期待できます。

スマートウォッチでバイタルデータの管理

以前ご紹介した、スマートウォッチを活用するケースもあります。
詳しくはコラム「スマートウォッチの業務効率化の効果とはをご覧ください。

スマートウォッチには心拍数や脈拍、睡眠時間などのデータを取る機能など様々な機能が搭載されています。実はこのスマートウォッチの機能を利用してバイタルデータの管理をしているケースもあるそうです。

ドライバーの体調不良を自動で検知できれば、労働安全衛生の面でも安心ですし、運行管理もしやすくなります。

この機能はドライバーに対してのみでなく、工場現場スタッフにも活用することができそうですね。特に夏場は熱中症の兆候をいち早く察知できれば、労働災害防止に大きな効果があります。

AI・IOTは今後、不可欠になる成長市場?

ここまでご紹介したケースは先進事例のため、まだまだ普及率が高いとは言えません。ですが、少子高齢化に伴う人手不足、働き方改革の推進といった課題を乗り越えるために、今後のスタンダードとなっていくことは十分考えられます。いずれスタンダードになるものであれば、早めに導入し、周りに差をつけてみてはいかがでしょうか?

執筆者

安井 智哉

廃棄物処理会社へ出向し実務経験を積む。現場で得た知識や経験をもとに、お客様の課題に真摯に向き合い最適な提案をおこなうコンサルタントを目指す。
また、静脈産業・廃棄物処理業界の”現場”が抱える課題に着目し、ITシステム等の様々なツールを活用したサービスの開発に努める。

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